薬剤師が転職をするときはいくつか抑えておきたいポイントがあります。
自分がこれからどうしたいのか、どうなりたいのかをきちんと考えて転職しましょう。
薬剤師が転職時に考えておくこと
何を基準に転職先を決めるのか
今いる職場の何が不満で、今後どうなりたいのかが明確でないとなかなか良い転職先は見つかりません。
いくつか条件を出し、どれを最優先にするのか絞っていきましょう。
・転勤の有無
・勤務時間帯や休日
・福利厚生の充実
・昇給制度
・人間関係
・業務内容重視
・勤務地重視
これらのような中から自分が転勤にあたって何を重要視するのか決めましょう。
男女での方向性に違いがある薬剤師
上で書いた条件の優先順位の決め方に男女で大きな差があります。
女性は育児などの関係で、それらがスムーズに行える環境を探す方が多いのに対し、男性はキャリアアップし、高額年収を目指すというものです。
その職場自体がどういう薬剤師を求めているかも把握して、長く安定して働ける環境を探しましょう。
年収重視で転職される方は、管理薬剤師やエリアマネージャー、本部スタッフや役員になることが可能なのかも確認しておく必要があります。
一つの分岐点はやりがいか年収重視か
薬剤師として転職するにあたって、やりがいのある仕事で年収も高額、というのがもちろん理想ですが、なかなかそうもいかないのも現実です。
あなたが何にやりがいを感じるのか?内容をチェック
やりがいというものは人によって違います。
薬剤師として何にやりがいを感じるのか?
例えばドラッグストア勤務であればお客様と接したり、レジを打つことも業務に含まれたりするでしょう。
そういった「人とのふれあい」にやりがいを感じる方もいれば苦手な方もいます。
転職先の実際の業務内容をきちんと知っておくことが重要となります。
また、「仕事は仕事、我慢すればいいだけで、年収が高いほうがよい」という人もいます。
そういったタイプの人は昇給制度などをきちんと知っておかないと、後々頑張っているのに何も変わらない、と感じ、やりがいが無くなってしまいます。
不満解消より満足感を求めて転職を
薬剤師に限らず、転職を希望する人に多いのが「今の職場へ不満」が理由の方です。
その不満を解消しても人間は別の不満が生まれることがほとんどです。
つまり、不満の解消を考えることは満足度を上げることにはならないのです。
それよりは直接満足度を上げる思考に切り替えましょう。
一見同じに聞こえますがこれは大きな違いで、『達成すること』『承認されること』『仕事そのもの』『責任ある立場につく』『昇進』などに満足感を得るようになると、目的に対しての動き方、考え方が変わっていくので、結果として年収などにも影響され、人間関係さえもよくなったりするものです。