吉本騒動で話題になった闇営業。
暗黙の了解でみんながやっていたなど色々な話はありましたが、実際どこからどこまでが闇営業、裏営業で、世間ではどの範囲で許されるのでしょうか?
大きな分岐点は違法かそうでないか
お金が欲しいのは誰でも同じ。
効率の良い仕事で儲けたいですよね?
しかし、その選択を行うときに、まず重要なのは法律上、または契約上、違法性があるのかどうかということですね。
いくら儲かっても違法性があっては意味がありません。
自分のものを売っても違法になる法律
いまやメルカリ、ヤフオクなどで自分の好きなものが何でも売れる時代ですが、いくら自分のものであっても売買してはいけないものがあります。
それは銀行口座などです。
通常は人の口座を使いたいなんて言う人はいないので、これを使うということは自分だとバレたくないような使い道となりますよね。
つまり、これらは犯罪に使われてしまうことが前提にあるので法律で禁じられています。
もちろん人から買うことも禁じられていますので、転売を商売とすることも違法性があります。
いくら儲けたくてもここに手を出してはいけません。
会社の顧客を自分のものにする
これは吉本問題でも話題になった闇営業の問題にも通ずるものですが、会社に属しているのに個人で仕事を受けるのは基本的にはルール違反と考えたほうがよいでしょう。
今やクラウドワーカーなど個人で仕事を受ける方は増えていますが、最初から一人でやっているなら問題ないのですが、会社に属しているから信用があり、会社に属しているから依頼がある、という条件下で個人で行ってしまったら、それはいいとこどりの裏切り行為となります。
吉本騒動の時に一部の芸人さんが嘆いていた「給料も少ない至難のほしょもない」という意見もありましたが、そう思うなら独立すればよいだけの話です。
それでも在籍しているということは「メリット」があるからいるわけであり
保証などがない「デメリット」だけは受け入れない、というのは都合の良い話です。
ブラック企業などとも騒がれましたが、もちろん全てを肯定する気はありませんが、強制的に会社にいさせられたわけではなく、自分の選択でいた以上は自己責任とも考えられます。
会社があるから仕事も来るのです。
「吉本の芸人」という肩書があるから信頼があるのです。
それは吉本がお金と時間と人材をかけて築き上げてきたものです。
それをいいとこどりだけするのは裏切り行為と言えるでしょう。
やりたければ会社を辞めてからやればよいだけなのです。
転職時の顧客の移動はどう考えるのか
転職や独立をする際に、それまで自分についていた顧客をごっそり連れて行ってしまうのはどうなのでしょうか?
ここは非常に微妙な問題で、やり方の問題になってきます。
もともといた会社と良い関係であって、独立、転職が快く送り出してもらっていて、結果的に顧客も動いた、という事であれば何の問題もないですが、コソコソと顧客にアクションをして「独立するんで仕事は僕に下さい」というようなことをしたら、前の会社と良い関係にはなりませんし、そういうことをする人を顧客がどうとらえるかと考えれば選択するべき方法でないことがわかります。
つまり、目先の利益に走らずに本当に自分のためになるのは前者ということになります。
裏商売とは儲かるのか? リスクと違法性
闇商売と言っても様々な考え方がありますが、この言葉の印象としては違法性があるイメージがありますよね?
いくら収入がよくても違法性があっては割りが合いません。
1980年代90年代あたりは様々な闇商売、裏家業が横行していましたが、年々減っていき、2015年あたりからはものすごい勢いで減ったでしょう。
例えば闇金などもその一つですね。
たしかに当時は王莽消していた闇金が多数あり、闇家業の代表的なものでした。
しかし時代は変わり、そういった闇家業は減っていきました。
その背景には警察の取り締まりと厳罰化があります。
1990年代、闇金業に関する罰則は50万程度の罰金という軽いものでした。
そういった闇家業をやっていれば月に数百万は簡単に稼げてしまうので、罰金を払っても何でもない、と考える人が多かったのです。
しかし、その後厳罰化され、実刑+数百万の罰金ということになり「これじゃ、やってられない」と、一気に闇金業が減ったのです。
つまり、こういった裏商売や闇家業はリスクとの足し算引き算で判断されることが多いのです。
そういう意味では現代社会は反社会的勢力に関わる商売などの罰則が非常に重いため、過去に存在していたような闇家業で稼げないかなというような考えはまずなくしたほうがよいでしょう。
もちろん違法性がある商売は最初から選択肢に入れてはいけません。
話はちょっとそれますが、過去に飲酒運転がめちゃめちゃ多い時代がありましたが、ある日を境に激減しました。
それは厳罰化です。
同乗者にも罰則が下され、酒気帯びでもかなり厳しい罰則に変わった瞬間に飲酒運転は減りました。
つまり、道徳的にダメだと何度も言われるよりも、罰則を上げてしまうのが一番早い解決策であった、という悲しい現実です。
現代の裏商売とは何なのか?
ネット社会の現代の裏商売、儲かる商売とは結局何なのでしょうか?
違法性がなく、なおかつ儲かる、これはやはり「人がやらないこと」「人ができないこと」というものを見つけていくことでしょう。
例えばいくらデザインセンスがあっても昔はデザイン会社に入ったり、何かのコンテストで入賞するなどのチャンスをつかまないと仕事にするには難しかったのですが、今はクラウドワークスやランサーズと言った個人で仕事を請け負える環境がネットにあります。
裏商売、闇商売というアンダーグラウンドなイメージではなく、組織に属さずに自分の才能で稼ぐ、という簡単に「個人商売」をすることができる時代になったのです。
ユーチューバーもその一つですよね?
ユーチューバーでも人のものをコピーしてアップしているだけで収益を得ているような人も多く存在しましたが、それも今では難しくなりました。
これらはネット社会の闇商売と言ってもよい部類ではないでしょうか?
しかし、それもやはり長続きはしないのです。
つまり、ネット社会になり時代は変わり、ネット社会で闇商売と言われるようなものができても淘汰される速度も速くなったということですね。
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闇商売、裏家業のまとめ
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